‘Baton Project’ Kick-Off Event
「バトンプロジェクト」始動!
東京 2025 世界陸上は、「多くの人に夢や希望を届ける」ことをミッションとしています。未来を担うこどもたちが、限界に挑戦するトップアスリートの姿を間近で見て、学び、成⾧する機会とすることで、スポーツが持つ様々な価値が、夢や希望とともに次の世代へと繋がっていきます。
東京 2025 世界陸上を「こどもに夢を届ける大会」としていくため、大会オリジナルのリレーバトンを都内すべての小学校に寄贈する「バトンプロジェクト」を実施します。5月19日、都内の小学校にてプロジェクトのキックオフイベントを開催しました。
イベントの冒頭では東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長より、こどもたちに向けて次のように挨拶がありました。
「今年9月に東京で開催される「世界陸上」という大きなスポーツの大会を、たくさんのこどもたちに夢を届ける大会にしたいと考えています。本日は、その取組の第一歩として、こちらの小学校のみなさんにバトンをお届けいたします。ぜひ、このバトンを使って、リレーの楽しさやチームワークの大切さを感じてほしいと思います」
スペシャルゲストの登場
続いて、大会アスリートアンバサダーであるサニブラウン アブデルハキーム選手(短距離)および橋岡優輝選手(走幅跳)が登場し、こどもたちの大歓声に迎えられました。また、東京2025世界陸上の公式マスコット「りくワン」も一緒に会場を盛り上げました。
サニブラウン選手は、世界陸上について「自分にとって世界陸上は、世界中の強く速い選手と競い合える数少ない舞台。まるで“世界最高の運動会” という感じです」と表現し、こどもたちに向けて「スポーツ選手として一番楽しい舞台なので、みんなの前で走れるのを楽しみにしています」とメッセージを送りました。
橋岡選手も「世界陸上は、すべての陸上選手にとって最も大きな目標であり、世界中のトップ選手が集い、最高のパフォーマンスを競い合う大会です。世界一が決まる試合なので一番興奮する試合だと思います」と語りました。
バトン贈呈およびスペシャル授業
バトン寄贈セレモニーでは、両選手より、代表児童2名に、大会オリジナルバトンが手渡されました。実際にバトンを手に取った児童からは、「とても軽くてびっくりしました。運動会で走るのが楽しみになりました」との声が聞かれました。
両選手によるスペシャル授業では、全員でのウォーミングアップに続いて、4×100mリレーの日本記録保持者であるサニブラウン選手が、橋岡選手とともにバトンパスのポイントをレクチャーしました。その後、週末に行われる運動会でリレーを走る児童と一緒に、実際にバトンパスの練習を行いました。
©東京都
クロージングメッセージ
イベントの締めくくりには、両選手からこどもたちへの激励の言葉がありました。
橋岡選手は、「今年9月の世界陸上では、しっかり大ジャンプをして皆さんにこの場で会ったことを自慢してもらえように、精いっぱい頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いします。今日は楽しい時間ありがとうございました!」と述べ、
サニブラウン選手は、「ぜひ、国立競技場に観に来てください。テレビで観るのと実際に競技場で見るのでは全く違うので、見て、肌で感じて、走る楽しさを分かってもらえればなと思います。皆さんも運動会、頑張ってください!」とエールを送りました。
選手コメント(イベント後)
イベント終了後、橋岡選手は次のように今日のイベントを振り返りました。「会場でしっかり応援してもらえるような選手になれるよう、まずは自分自身が努力を重ねていきたいと思います。その結果として、こどもたちに夢を届けられる存在になれたら、と強く思っています」と語りました。
また、サニブラウン選手は、「日本で応援してくださっている皆さん、そして支えてくださっている方々のために、良いパフォーマンスをお見せしたいと思っています。東京で世界陸上が開催されるのは、一生に一度あるかないかの貴重な機会です。その舞台に、全身全霊で挑みたいと思います」と意気込みを語りました。
なお、都内のこどもたちを対象とした「東京2025世界陸上・子供観戦無料招待」の申込受付は、6月6日(金)より開始予定です。