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Feature17 Jul 2024


陸上競技・佐藤 拳太郎 | 32年ぶりに日本記録を更新

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Kentaro Sato, Men’s 400m Japanese record holder (© Kiyoshi Sakamoto)

陸上競技・佐藤 拳太郎 | 32年ぶりに日本記録を更新。“400mの星”は「再現力」を武器に世界で飛躍する

オリジナル掲載日:2024.02.05

2023年8月に開催されたブダペスト2023世界陸上で、32年間止まっていた時計の針が動きました。男子400m予選に出場した佐藤拳太郎選手は44秒77をマーク。1991年の日本選手権決勝で高野進さんが出した44秒78を0.01秒上回り、日本のトラック種目最古の記録を更新しました。陸上競技を始めたのは高校に入学してからという佐藤選手は、明晰な頭脳と経験に基づく「再現力」を武器としています。プライベートでは、星空を見に行くのが好きな29歳。日本の“400mの星”は、世界の舞台でさらなる飛躍を見据えていました。

 

佐藤 拳太郎(さとう・けんたろう)

1994年埼玉県生まれ。男子400m日本記録保持者(44秒77)。
埼玉県立豊岡高校で陸上を始め、城西大学を経て富士通に入社。 オリンピックではリオデジャネイロ2016・東京2020大会に出場。世界陸上には20歳で初出場した北京2015大会から4大会出場。 2023年7月、アジア選手権で日本歴代2位の45秒00を記録し金メダルを獲得。続く8月のブダペスト2023世界陸上では44秒77を記録し、32年間破られなかった日本記録を0秒01上回る歴史的快挙を見せた。
パリ2024オリンピック、東京2025世界陸上での活躍が期待される日本短距離界のエース。

 

最初は「こんなきつい種目があるんだな」と感じた400m

 

――陸上競技を始めたきっかけを教えてください。

競技を始めたのは高校に入学してからで、最初は天文部に入っていました。その後、兼部という形で陸上部に所属することになり、今に至ります。当初は天文部の活動が中心だったのですが、中学まで野球をやっていて、体を動かしたい気持ちもあったところ、陸上部のクラスメイトから「人数が少なくてリレーも出られない。数合わせでいいから入ってほしい」と頼まれたこともあり、兼部することになりました。

 

――400mは「最も長い短距離種目」です。始めたときはどう感じていたのですか?

初めて400mに触れたのはマイルリレー(4×400mリレー)でした。高校の陸上部は人数が少なかったので、短距離の選手全員が4継(4×100mリレー)もマイルリレーも走ることになっていました。それで400mを走ったのですが、最初はこんなにきつい種目があるんだなと(笑)。でも人間は慣れる生き物なので、回数を重ねるごとに400mに対する恐怖心も薄れてきました。400mは距離も長く、走っている途中でも修正ができるので、それが楽しいと感じるようになってきて、今も続けています。

 

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