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World Athletics+

Report23 Sep 2025


感謝

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Thank you

世界中から熱い声援が送られた、まさに一生の記憶に残る9日間が、幕を閉じました。多くの方にご来場いただき、国立競技場は連日フルスタジアムとなりました。かつて、無観客での開催となった東京オリンピック・パラリンピック競技大会を経て、いま再び、熱気と歓声に包まれた国立競技場に皆さまをお迎えできたことは、私たちにとって何よりの喜びであり、深い感動を覚えております。

競技面においては、男子棒高跳のアルマント・デュプランティス選手が6m30を成功させ、前人未到の14回目の世界新記録を樹立しました。また、日本新記録も4つ誕生し、まさに歴史が塗り替えられる瞬間が訪れました。さらに、男子35km競歩では、勝木隼人選手が銅メダルを獲得、女子20km競歩では、藤井奈々子選手が日本記録を更新、史上初のメダルを獲得しました。アスリートの限界を超える挑戦が私たちの胸に深い誇りと感動を届けてくれました。

会場の熱気は、連日とどまることを知りませんでした。満員のスタジアムには大きな声援が響きわたり、アスリートたちの背中を力強く押しました。まさに大会のモットーである「every second, “SUGOI”」が現実となった大会でした。そして、大会全体の入場者数は60万人を超え、国内で開催された過去の大会を大きく上回りました。これまで、陸上競技に馴染みのなかった方々が陸上競技の魅力に触れ、新たなファンとなってくださったことは、大会として最も誇るべき成果の一つです。

本大会では、「こどもに夢を届ける大会」として、未来を担うこどもたちに多くの貴重な体験を提供することができました。大会ロゴやメダルのデザイン、大会マスコットの開発過程においては、若い世代の声を積極的に取り入れました。さらに、リレーバトンを都内すべての小学校に寄贈するバトンプロジェクト、競技体験や運営に参画する機会の提供、大会への観戦招待などを通じて、「尊敬・決意・友情・誇り」というKids’ Athleticsの価値観を、こどもたちと共に体現することができました。

また、持続可能な大会運営にも力を注ぎました。スポンサー各社様のご協力も得ながら、SAF(持続可能な航空燃料)の活用、次世代型太陽電池「Airソーラー」の導入、バイオ燃料の使用、電気自動車の運用、そして「ボトル to ボトル」プロジェクトや「プロギング」活動などを行いました。これらの取組を通じてスポーツと環境の共生を強く発信できたと感じています。

これらの取組は、本大会の大きなレガシーとなると信じています。

今大会を目指して努力を積み重ねてきたアスリート、会場を熱く盛り上げてくださったファンの皆さま、献身的に支えてくださったボランティアの皆さま、大会運営にご協力いただいた関係者の皆さま、すべての方々に心からの感謝を申し上げます。多くの皆さまの力と情熱がひとつになって、この夢の舞台を完成させることができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

公益財団法人東京2025世界陸上財団
会長 尾縣 貢