Yuka Ando wins the Nagoya Women's Marathon
安藤友香選手は、10日(日)に開催されたワールドアスレティックスが認定するプラチナエリートラベルのロードレース大会「名古屋ウィメンズマラソン」で、2時間21分19秒の自己ベスト更新で優勝し、3年ぶりの日本人優勝者となりました。
安藤選手はこれまで10回のマラソンを完走し、名古屋では過去3回表彰台に上がっていました。そして、今回のレースで、初のマラソン優勝を果たしました。
気温が約5°Cと肌寒いスタートを切った後、安藤選手と同じく日本人の鈴木亜由子選手、加世田梨花選手は、2022年世界チャンピオンのゴティトム・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)、アジアチャンピオンのユニスチェビチー・チュンバ選手(バーレーン)とともに先頭集団を結成しました。
先頭集団は1時間9分56秒で中間地点に到達し、2分20秒のペースで折り返しましたが、後半はややテンポが落ちました。チュンバ選手とゲブレシラシエ選手は、日本の有力候補との差を少し広げました。鈴木選手は後退し始め、安藤選手と加世田選手は並んで走り、先頭を追いました。
ゲブレシラシエ選手は約36km地点で脱落し、チュンバ選手が先頭に立ちました。39km地点で安藤選手が先頭に追いつき、2kmほど一緒に走った後、最後の800mで安藤選手が先頭に立ちました。
安藤選手は2時間21分18秒でゴールし、日本歴代8位に浮上しました。チュンバ選手は2時間21分25秒で2位、鈴木選手は2時間21分33秒で3位に入りました。
「ここまで来られたのはたくさんの人のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです」「パリには行けないけど、勝てて本当にうれしい。先頭集団の後ろに遅れをとった時は本当に大変でしたが、前に進むことだけに集中して走ることで追いつくことができました」
2時間18分59秒のアジア記録を塗り替えることができず、パリ五輪の日本代表を逃しましたが、安藤選手は自分の走りを喜びました。
今大会の上位成績
1 安藤 友香 (日本) 2:21:18
2 ユニスチェビチー・チュンバ (バーレーン) 2:21:25
3 鈴木 亜由子 (日本) 2:21:33
4 加世田 梨花 (日本) 2:22:11
5 夏 雨雨 (中国) 2:25:45
6 デルバインレリン・メリンガー (ルーマニア) 2:26:09
7 大西 ひかり (日本) 2:26:12
8 大森 菜月 (日本) 2:26:54
9 カミール・フレンチ (ニュージーランド) 2:28:23
10 ジョバンナ・エピス (イタリア) 2:28:24


