都内小学校で「東京2025世界陸上 200 Days To Go!公式マスコットネーミング発表イベント」を開催 (© WCH Tokyo 25)
東京2025世界陸上の開幕まであと200日前となった2月25日、「東京2025世界陸上 200 Days To Go!公式マスコットネーミング発表イベント」を都内小学校で開催し、大会公式マスコットの名前が「りくワン」に決まったことを発表しました。
公式マスコット誕生の背景
未来を担うこどもたちの自由な発想を取り入れるため、昨年、都内小学校でマスコットワークショップを実施。こどもたちが描いたデザインやコンセプトをもとに、柴犬をモチーフにした公式マスコットが誕生しました。今回のお披露目では、等身大の「りくワン」がワークショップを実施した小学校を訪問し、こどもたちとの交流が行われました。
公式マスコットのネーミング発表
イベントの第一部では、大会スペシャルアンバサダーの織田裕二さんと2013年世界陸上モスクワ大会マラソン銅メダリストの福士加代子さんをゲストに迎え、公式マスコットの名前を発表しました。
一般の皆さんによるオンライン投票(投票総数:18,306票)の結果、7,804票を獲得した「りくワン」がマスコットの名前に決定。
「りくワン」の由来は、陸上を意味する「りく」と1位、1秒、1歩、1投、1跳躍、リレー種目の「All for one」、スタジアムが「一体」となるという意味を持ち、犬の鳴き声である「ワン」を表しています。
織田裕二さんは、「陸上の『りく』と一位の『ワン』。僕もずっと世界一を見ようって言っているし、今回のテーマでもある「その一瞬を見逃すな」っていう、完璧じゃないですか。すごく覚えやすかったです」と感想を語りました。
福士加代子さんは、「かわいい。すごく愛らしくて癒やされる」「1位(ワン)を目指して走っていく感じが素晴らしいです。皆さんで考えたので、皆さんに愛されるのでは」と笑顔でコメント。
その後、「りくワン」は、走る・投げる・跳ぶの振り付けを取り入れた「りくワンダンス」を披露し、会場を沸かせました。
アスリートアンバサダーからのビデオメッセージ
200日前を記念し、大会アスリートアンバサダーからのビデオメッセージを紹介しました。
冬季トレーニング中のサニブラウン アブデルハキーム選手は、「東京らしい紫色で、かわいらしいマスコットキャラクター」「世界陸上は数々出てきましたが、地元開催の世界陸上は初めてで、日本の皆さまの前で走るのはとても楽しみなので、頑張りたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いします」とコメント。
橋岡優輝選手は、「とても可愛らしく、キャッチーですね」と感想を述べ、大会に向けて「冬季トレーニングもかなり順調につめているので、東京2025世界陸上で結果が残せるようしっかり頑張りますので、皆さんぜひ応援よろしくお願いします」と想いを語りました。
4試合連続で日本記録を更新するなど大躍進中の田中希実選手からは「200日後に向けてケニアで合宿を行ったり、アメリカでインドアレースを転戦したりと世界でもまれる日々を過ごしています」と現状を語り、「『りくワン』は沢山の意味がまさに一つに込められたワンダフルな名前」とコメント。「『りくワン』に会える日を楽しみにしているね!」と笑顔で語りかけました。
4月からのシーズンインに向け、鹿児島で合宿中の寺田明日香選手からは「9月の世界陸上に向けて、もう一段階、二段階、充実したトレーニングを送っていけたらと思っています。」「陸上の『りく』、一番、ナンバーワンの『ワン』が組み合わされた素敵な名前。国立競技場で世界一、世界最高を体感しましょう」と締めくくりました。
こどもたちとのスペシャル授業
イベントの第二部では、小学生の皆さんも参加し、織田さんと福士さんによる、スペシャル授業を実施。織田さんからは、世界陸上の魅力をこどもたちに紹介。「りくワン」と一緒に「りくワンダンス」を踊って、準備体操を行った後、福士さんがこどもたちに走り方をレクチャ―。動きの柔軟性を高める体操に続いて、福士さんの掛け声に合わせて、スキップやダッシュのトレーニングを実施しました。
織田さんは「スーパーアスリートが先生として来てくれるなんて、羨ましい」と授業を振り返り、「陸上を見たことがないとか、あまり興味がない、テレビで見るかもしれないし、見ないかもしれない、みたいな人が意外とハマっちゃうかもしれないので、そういう人たちにもぜひ、見に来てほしいなと思っています。」と大会を盛り上げていく意気込みを語りました。
都知事を表敬訪問
都内小学校でのイベントを終えた織田さんと「りくワン」は東京都庁へ移動し、小池百合子都知事を表敬訪問しました。初めて都庁を訪れた織田さんはホールの天井高さに驚き、都知事が棒高跳の世界記録(6m26)を尋ねる場面もありました。
小池都知事は、大会メインカラーである江戸紫色のジャケットの装いで華やかに歓迎し、「織田さんがスペシャルアンバサダーに就任されて以降、大変な盛り上がりを見せています。先月末から開始したチケットの一般販売も、大変ご好評いただいているようで、心強く思っています」と挨拶されました。「『織田さんならではの言葉』『織田語録』で世界陸上の魅力や価値を伝えてほしいと思ってます。そして、こどもたちをはじめ、人々の心にいつまでも残る素晴らしい大会にしていただきたい」と期待を語りました。
それに対し、織田さんは「何十年か世界陸上をずっとやってきた中で、今度の東京大会で、どんな化学反応が起きるのか、すごく楽しみでなりません。僕にとって、地元である日本、東京での大会はこれが一生に一度のチャンスだと思っているので、無事に有観客で行われて、みんなが盛り上がれる瞬間を味わいたいと思っています」と熱く語りました。
©東京都
東京2025世界陸上まで、あと200日。
東京2025世界陸上は2025年9月13日から21日まで、国立競技場をメインスタジアムとして開催されます。公式マスコット「りくワン」と一緒にこの感動の舞台を迎えましょう。